やっとこさ
6時定時に出発、乗ったキハ40ですが前日乗ったものと椅子が若干違います。
今回のは進行方向左側は従来通りの4人掛けボックスシートですが、右側は椅子の
幅を削減して2人掛けのボックスシートとなっております。
削った右側には、つり革もあります。私は一人で4人掛けボックスシートを占有
するのが、なんか申し訳ないので、一旦右側に座りましたが、日の差し込みが
強かったので、左側へ移りました。
2両目の乗客は私1人ですので遠慮する事はないのですが…
トイレ(和式)も付いていますので、長い乗車時間(小樽まで3時間以上)でも安心
です。
途中、熱郛(ネップ)~目名(メナ)間の山越えは斜面が急な為、列車もやっとこさ
で登っていました。
1時間経過した7時過ぎに蘭越到着、ここでやっと私以外の乗客が2両目に乗り込んで
来ました。蘭越を過ぎて昆布・ニセコ・比羅夫と観光地で有名な駅からは外国人
観光客も乗り込んできて一気に国際色豊かになりました。
倶知安では停車時間14分、最後尾の3両目を切り離すので勿論ビデオに録りました。
私以外の鉄ちゃんもいました。結局、切り離しを見たのは、2人。
この列車に乗っていた鉄ちゃんは2名という事がわかりました。
(鉄ちゃん発見機ですね)
倶知安到着時点で8時、ここから小樽までの一時間は、一番初めの閑散とした車内が
信じられない位に人が乗ってきました。倶知安から小樽までの列車は1日13本、
長万部出発の4本よりは大分増えましたが、それでもこの列車を逃すと1時間30分
待たなければなりません。
(倶知安はバスセンターもあるので、鉄道逃してもバスという手段もあります)
9時20分に小樽到着、駅を降りたら観光客が一杯でした。
荷物抱えてフラフラ
小樽を降りました。どこを観光しようとのあては有りません。取り敢えず、運河
方面の観光案内所に行って地図を貰って方針を決める事にしました。
観光案内所の前に犬の銅像が有りました。「消防犬ぶん公」
とっても利口な犬で消防士さんと一緒に出動して、野次馬の整理とかホースのもつれ
直しをしていたとの事です。24歳と犬では相当長生きしたそうです。地域の方により
クリスマスとかお正月とには特別に服を着させてもらっているようです。
中に入って地図を貰いました。やはり小樽の鉄道博物館(小樽市総合博物館)に行く
事にしました。
車では何回か行っていますが、駅から歩くのは初めてです。地図で確認すると手宮線
跡の線路上に沿って行くと到着する事がわかりましたので、自分が機関車になった
つもりで歩きました。老朽車ですので馬力が無くヘロヘロです。しかも荷物をコイン
ロッカーに預ける事も忘れたので、いわゆる貨車付きです。
しかし悪い事だけではありません。途中に桜を見つけました。
40分歩きやっと鉄道博物館に着きました。