乗ってみたい
昔の貨物列車は一番後ろに車掌さんが乗っている車掌車がついていました。
夜など全体的に暗い貨物列車の中で唯一一番後ろの車掌車だけ電気がついており
郷愁を誘っていました。
子供の頃、勿論運転手さんに憧れていましたが、貨物の車掌車の車掌さんもなって
みたかったです。理由は不純で「なんか楽そうな仕事だから」と、なんとも子供の時
から怠け者で…
車掌車の任務は緊急時にブレーキをかける事です。その任務も機関車や信号システム
などが近代化し不要となりました。1985年から車掌車の連結は不要となり今では、
見る事は出来なくなりました。あたり前ですが、客車では無いので見る事は出来
ましたが、乗る事は出来なかったです。
乗りました
ま~事業用の車両ですから走っている車掌車に乗れる訳と思っていましたが、
思わぬ所で走っている車掌車に乗れました。
北海道で冬の湿原号という蒸気機関車が牽引する観光列車がありますが、そこに
車掌車が連結されていました。自然観察車として誰でも乗って冬の釧路湿原を観察
する事が出来ます。
通常椅子などが有りますが、それは撤去されていました。手すりは有りますが、
立って車掌車の窓から釧路湿原を観察する事になります。走っている車掌車に入れる
貴重な体験でしたが、長くは居れませんでした。なぜなら車掌車にはストーブが無
く、凄く寒かったからです。冬の北海道ですから…
車掌車に乗る時など壁が無いベランダを通って入りますが、風通しが大変良く…
周りは良く見えましたが、寒すぎます!
でも、ちょっとですが走っている車掌車に乗りました。しかし、直ぐ客車へ退却しま
した。自然観察は客車からしました。